雨の日に雨樋から水が溢れているのを見て、不安になったことはありませんか?
雨樋のオーバーフローは、単なる詰まりだけでなく、施工不良や勾配不足が原因の場合もあります。
この記事では、現役職人の視点から雨樋から水が溢れる原因と、今すぐ確認すべきポイントを分かりやすく解説します。
雨樋から水が溢れる主な原因
雨樋から水が溢れる原因はいくつかありますが、特に多いのは水勾配不足と竪樋内部の詰まりです。
見た目では分かりにくい部分ですが、この2つが原因でオーバーフローが起きるケースは少なくありません。
詰まりが原因の場合
竪樋や集水器の内部に落ち葉やゴミが溜まると、雨水がスムーズに流れなくなります。
特にマンションや建物周囲に木が多い場所では、排水経路の途中で詰まりが発生しやすくなります。
パイプ内部の詰まりは外から見えないため、気づいたときには雨樋から水が溢れていることもあります。
放置すると、外壁の汚れや基礎部分の劣化につながるため注意が必要です。
また実際に、マンションの上の住人の方が沢山の植物を育てており。雨の日にその土が直ぐ下で詰まっており溢れているというケースもありました。
水勾配不足が原因の場合
雨樋は一見まっすぐに見えますが、実際にはわずかな水勾配がつけられています。
この勾配が不足していると、雨水が途中で溜まり、強い雨のときに溢れてしまいます。
特に長い軒樋では、わずかな勾配不足が大きなトラブルにつながります。
現場では、1mあたり5〜10mm程度の勾配を基準に施工することが一般的です。
実際の現場では、勾配不足と詰まりが同時に起きているケースも少なくありません。
見た目は問題なくても、内部で水が滞留していることがあります。
雨量が多すぎるケース
台風やゲリラ豪雨など、想定を超える雨量の場合、一時的に雨樋から水が溢れることがあります。
これは必ずしも施工不良とは限りません。
ただし、毎回のように溢れている場合は、排水能力が不足している可能性があります。
竪樋の本数やサイズが適切でないケースもあるため、繰り返す場合は点検が必要です。
今すぐできる確認方法
雨樋から水が溢れている場合、まず確認したいポイントは次の通りです。
・集水器にゴミが詰まっていないか
・竪樋の下から水がしっかり排水されているか
・軒樋に水が溜まっていないか
・雨樋がたるんでいないか
実際にペットボトルやバケツで水を流して確認してみてください。
ただし脚立を使う場合は、必ず安全を確保して無理のない範囲で確認してください。
2階以上の高所作業は危険なため、無理をしないことが大切です。
業者に依頼すべきサイン
次のような症状がある場合は、専門業者への相談をおすすめします。
・強い雨のたびに必ず溢れる
・明らかに勾配が逆になっている
・雨樋がたるんでいる、外れている
・竪樋内部から異音がする
内部の詰まりや勾配不良は、見た目では判断できないこともあります。
早めの点検が、外壁や建物全体の劣化を防ぐことにつながります。
